いすみケンコーファームは

千葉県いすみ市の海のそばの小さな養鶏場です。健康を生活の中心に据えて「健康」かそうでないかを基準に行動したい!という思いで「いすみケンコーファーム」と名乗ることにいたしました。安全に作った野菜を鶏が食べ、その鶏糞を畑にまく。鶏にも野菜にも化学的なものはなるべく使わない、そういった健康を目指しています。 

私たちの考える健康

いすみケンコーファームが誇れるのは鶏達に自由があることです。朝日輝く庭を走り回り、木陰で卵を産む。砂浴びをして寛いだり、土掻きをして虫を探したり、あちこちの葉っぱを食べて、夕暮れ時には鶏舎にもどって寝る。大きな自然のサイクルに沿ってシンプルに暮らす、それこそが至上の贅沢であり至上の健康なのではないかと思うのです(鳥インフルエンザ予防のため自由に出来ないことがあります)。

なぜ有精卵なのか

雌鶏だけをたくさん飼うと、互いに突き合いをしたり、大きな声を出したりとグループ全体が不安定になっていると感じました。雄鶏は外敵からの危険を知らせたり、全体を見渡してトラブルの仲裁をしたり、餌をみつけると雌鶏に教えてあげたりとグループにとても有益であること。そして家族のような集団構成がより自然に近いと考えたからです。一方で有精卵は、保管温度が高いとヒヨコになる準備を始めてしまうので、冷蔵による保管をお願いしております。

なぜ殻の色が様々なのか

私たちと一緒に暮らしている鶏たちは、アローカナ、名古屋コーチン、岡崎おうはん、あずさ、白色レグホン、ブラマ、烏骨鶏、翡翠鶏、そしてこれらの雑種となる子供たちです。みな同じようにいすみの米ぬかや野菜、新鮮な魚のアラを食べていますが、それぞれのDNAによって卵の殻の色が変わるようです。好奇心旺盛な鶏、慎重な鶏、運動能力の高い鶏、走るのがへたくそな鶏、どんな鶏が産んだのか、その鶏は今日一日どんな体験をしているのか、殻の色から想いを巡らせてみてください。ミミズをみつけてラッキーと思っているかもしれません。鳶に襲われて身の縮む思いをしているかもしれません。穏やかな陽の下で砂浴びをしているかもしれません。そしていつの日か鶏たちに会いに農園に遊びにいらしてください。陽気な鶏たちが皆さんをお待ちしております!!